金谷山大明寺

金谷山大明寺は横須賀市にある日蓮宗の寺院です。

TEL.046-851-1760

〒238-0031 横須賀市衣笠栄町3-77

年中行事

衣笠地蔵尊祭

衣笠厄除地蔵尊例祭(加持祈祷)

毎月4日午前11時、JR衣笠駅前の衣笠厄除地蔵尊では供養祭が行われています。

その昔、この地一帯は古戦場として争いがあり、多くの豪族が死を遂げ永く無縁の霊とされていました。

これら多くの霊の慈悲救護・慰霊を願い、昭和39年11月に衣笠駅前広場の一角に衣笠厄除地蔵尊が奉祀されました。それ以後、慰霊供養とともに土地の災難を払い・交通安全等の祈願が行われてきました。

サービスセンターでは、地蔵尊での絵馬も500円でお求めいただけます。どなたでもご加持を受けることができますので、皆様お誘い合わせの上ご参加ください。

また、この日に衣笠商店街で買い物をされますと、衣笠ポイントが通常の四倍になるそうです。

衣笠駅

衣笠駅

衣笠厄除地蔵尊

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大晦日

12月31日の大晦日(おおみそか)。大明寺では法要とともに「お焚き上げ」と「除夜の鐘」が催されます。

「お焚き上げ」では、古くなった塔婆やお札、お守りなどを、供養しながら焼却します。11時45分頃に着火し、法要が営まれます。その炎は毎年、境内中央に立つ公孫樹の木の枝に到達するほど高くなります。深夜、寒い中の炎ですので、暖をとるのにも良く、また新年を迎える厳粛な気持ちになります。

新年午前0時から打たれる「除夜の鐘」は、整理券が午後10時から、会館の受付で希望者に配られます。最初に住職が一打した後、順番に打っていき、その間に七面堂の前では「水行」が行われます。荒行を成満したお上人方が、冷たい水をかぶることで皆さんの新年のご多幸を祈ります。

護持会からは甘酒がふるまわれます。また、おみくじやお守り・破魔矢なども販売していますので、ぜひ大明寺にご参拝下さい。

お会式

日蓮聖人が弘安5年(1282)10月13日に遷化(亡くなること)されて今年で731年。その前後に行われる法会をお会式(宗祖御報恩会式)といいます。

日蓮宗では、聖人が亡くなられたことを悲しむのではなく、その遺された功徳に対する感謝と、その恩に報いる気持ちで、賑やかに法会を行うのです。皆さんの頑張っているイキイキした姿を、日蓮聖人とご先祖さまに報告する法会です。

特に有名なのは、日蓮聖人が亡くなられた地に建てられた、池上本門寺のお会式です。毎年10月12日のお逮夜(亡くなる前の日)には、30万人を超える参拝者で賑わっています。江戸時代の浮世絵師・歌川広重の「名所江戸百景」にも、「金杉橋・芝浦」の風景として、池上本門寺に向かうお会式の行列が描かれています。

ここ大明寺では、毎年11月7日にお会式を行っており、万灯行列とともに多くの参詣者がいらっしゃいます。夕方にはじんあい幼稚園園児による元気いっぱいのソーラン節の披露もあります。出店も多数出店いたしますので、皆さまお誘い合わせのうえ、ご参拝下さい。

施餓鬼会

多門(たもん)第一といわれた阿難尊者(あなんそんじゃ)。ある時瞑想していると、焔口餓鬼(えんくがき)が現れ「お前の命はあと3日。その後餓鬼に生まれ変わる」と告げられました。餓鬼にそれを免れる方法を尋ねると「全ての餓鬼道の衆生に施し、仏法僧の三宝を供養すれば、寿命が延びるし餓鬼道の衆生も救われる」とのこと。阿難尊者はお釈迦さまにその「施しの方法」を聞き、加持を行ったところ、餓鬼は救われ、阿難尊者も寿命を延ばしたそうです。

千部会

「千部会」は、法華経を読誦し功徳(くどく)を積む法要です。天平20年(748)に聖武天皇が先帝・元正天皇の崩御(ほうぎょ)に際し、法華経千部を書写して供養したのが始まりといわれており、法華経に浸ること(法華三昧)で、法華経と一体となり、多くの功徳を積むことができるとされています。この功徳によって世界平和、国家の安泰を祈願するとともに、ご先祖さまに感謝のご供養をいたします。

なお、塔婆も受け付けております。お早めにお申し込みください。(1基3000円)。お申し込みの際はお問い合わせページよりの注文も可能です。

星祭加持祈祷

私たちには毎年、自分の数え歳や性別に基づいて「九曜星」が割りあてられます。毎年星まわりが変わり、吉星にあたった一年は運気が順調で、凶星の一年は不運とされます。この一年とは、節分から始まるものです。そこで、星回りを司る北辰妙見菩薩に祈願をし、加持祈祷をするのがこの「星祭り」です。星回りの良い方には一層良くなるように。星回りの悪い方は災難を逃れますように、一人ひとりの一年の無事を祈願すると共に、家族の皆さまの家内安全を祈願いたします。

大黒祭

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黒豆や塗香などを混ぜた特別な聖水により、大黒さまを行水(清め)させる行事です。大黒さまは財福の神さまでもあります。大黒さまを行水させる儀式は、法華経の経文に由来しています。日蓮宗でも重要な行事となっています。大黒さまは、日蓮宗大荒行堂の第参行【無漏(むろ)大黒相承】によって秘法開眼される福の神さまです。家内に大黒さまを祀られている方にとって、菩提寺(大明寺)の大黒さまは親大黒にあたり、直接親子のつながりをもち、その祈りは、必ずや心願成就福徳の大果報を得ること疑いなく、自身も大黒天様の精神を実践し、人をも信じさせ、速やかに家内円満寿福増進がはかられるのです。

花まつり

花まつりは、お釈迦さまの誕生を祝う行事です。お生まれになったばかりのお釈迦さまの像「誕生仏」に甘茶をかけて、日ごろの感謝の意を表します。
『仏説摩訶刹頭経(ぶっせつまかせつずきょう)』には、「誕生仏」に甘茶をかけると、現世は無病息災で長寿が得られ、家族や縁者もその功徳によって安穏に生きることができ、また未来には速やかに仏になることできる、とあります。
ぜひ、甘茶をかけて、家族の無病息災を祈りにいらしてください。